ディッキーズ874、言わずと知れたワークパンツの名品。
まず単純にカッコいい、シワや汚れも気にならないし本当に丈夫、カラーバリエーションも豊富でそして何といっても安い。
そんな優秀なパンツではあるんですが、ただ本当に毛玉ができやすいですよね。
洗濯を繰り返す内に色が少しずつ褪せクタクタになるのは「経年変化」としてカッコいいんだけど、毛玉は見た目が悪く、それこそ「経年劣化」でしかありません。
今回この記事ではそんなディッキーズ874の弱点である毛玉を出来る限り出ないようにする方法をお伝えできればと思います。
ディッキーズ874の毛玉を出なくする方法
結論から言いますね。
1.裏返して洗濯する
これです。これに尽きます。単純なことなんですが本当にこれが大切なんです。
毛玉ができる原因は「摩擦」です。特に洗濯機による摩擦が一番大きい。
これはディッキーズ874に限ったことではないのですが、綿とポリエステルが混ざった生地はどうしても摩擦による毛玉ができやすいんです。
自分はファスナーもフックもちゃんと閉めたうえで裏返しにして洗ってます。
もっと念入りにしたい人は洗濯ネットに入れて洗えばより確実だと思います。
いちいち面倒だと思う人もいるかもしれませんが、毛玉取りでチマチマ取ることを考えたら、よっぽど効率がいいですよね。
2.初めから毛玉を出さないようにする
いったん毛玉がたくさん出てしまった874は、たとえそれをキレイに取り去り、その後どれだけ丁寧に洗ったとしても必ずまた毛玉は出てしまいます。
私も新品古着問わず何本も874を購入し何度も失敗してきた経験上、ここも非常に大事な部分だと感じています。
ですので新品で買ったのなら初めから毛玉を出ないようにちゃんと裏返しで洗い、古着にしてもまずは毛玉が極力少ないものを選ぶことが非常に大切だと思います。
ヴィンテージのディッキーズ874USA製の生地
私が今現在所有しているディッキーズ874はアメリカ企画の黒・カーキ・グレーの3本、そして80年代ビンテージUSA製のカーキが1本の合計4本。
グレーは最近買ったもので、黒は4年前、カーキは2年くらい前に購入。
黒は4年間履いてきたんですが、毛玉はほとんどありません。
クタクタになり色褪せで少しスミ黒っぽくなってるんですが、これが本当にカッコよくて今では宝物です。
しかしカーキは慎重に洗ってきたにもかかわらず、お尻あたりに少し毛玉が出来ています。
これは一時期このパンツを寝間着代わりにしていたせいで、寝具との摩擦によりできたものだと思われます。
ですからいくら丁寧に洗濯しても、仕事や作業などでこすれるような箇所にはどうしても毛玉が出来てしまうんです。ワークパンツですからこれはしょうがありません。
ただ不思議なのがヴィンテージの874です。
これは10年ほど前に古着屋で購入したものなんですが、購入当時はまだ裏返さず適当に洗濯していたにもかかわらず、いまだに全くと言っていいほど毛玉が無いんです。
その当時履いていた現行品は2年ほどで毛玉だらけになって捨てていたのに。
古着屋でヴィンテージ874を結構見てきましたが、概して毛玉が少ない。
生地自体は現行と同じ綿ポリ混紡でその比率も変わってないのですが、現行のものにはない柔らかさとなめらかさがあり、触ればその違いがはっきり分かります。
それは決して古着だからということではなく、現行のものをどれだけ履きこんでもこの感じにはならないのです。
ただ現行品と比べなぜ毛玉が出にくいのかは分からないのですが、正直昔の874の方が使っている生地の品質は上だと思います。